強押しマッサージの危険性について

強押しマッサージの危険性について
Pocket

この記事の所要時間: 630

「ここをもっと強く押して!」

 

マッサージを定期的に受けている人なら、誰もが経験する強押しのマッサージ。

 

今回は、とある知人を施術したときのエピソードを元に、強押しのマッサージについてご紹介します!

強押しのマッサージ

先日、とある知人を施術した時のことです。

 

その知人は、マッサージを定期的に受けているのとプラスして、カラダも鍛えていることから、ちょっとの刺激では物足りないようです。

 

その知人との会話のなかでのやり取りが

 

知人:「もっと強く押してよ!こんなんじゃ全然効かないからさ♪」

 

僕:「勘弁してくれよ(笑)そもそもウチの施術はマッサージじゃないし、そんな強い刺激でやったら、カラダ壊れちゃうよ?」

 

知人:「大丈夫大丈夫!俺、鍛えてるし♪」

 

僕:「そういう問題じゃないでしょ(笑)だって、少しの刺激入れただけで、カラダがめちゃくちゃ緊張してるよ?」

 

知人:「んなハズないよ!だってこれよりももっと強いマッサージ受けてるんだし、マッサージ屋さん泣かせのカラダって言われてるんだよ?」

 

僕:「それは自分のカラダの声を無視してるだけ!こんだけ力が入れば、そりゃ効くものも効かんでしょう」

 

知人:「そんな力入ってる?ん〜、自分では分からん(笑)」

 

僕:「感覚がある程度鋭くないと分からないからね(笑)でもマッサージ受けたての時は、今よりももっと圧は軽かったハズだけど、どう?」

 

知人:「たしかに・・・。」

 

僕:「ちょっとキツイ言い方をすると、壊されちゃってるね、カラダ」

 

知人:「え?どういうこと??」

 

僕:「マッサージを受けまくってるせいで、感覚が狂ってるんよ」

 

知人:「??」

感覚が狂っている?

マッサージを定期的に受けると、カラダは刺激に慣れてきます。

 

最初のうちは、感覚も正常なので普通の刺激で十分なのですが、繰り返し受け続けると、刺激になれるようになります。

 

それが中毒のようになると、どんなに強い刺激でも効かなくなってきます。

 

これがまさに、強押しのマッサージを受けまくっている弊害なのです

 

この友人も週に1回はマッサージを受けているらしく、男性スタッフでも太刀打ちできる人が少ないほどの強押しマッサージを受けているらしいです。

 

もちろん、疲労回復やリフレッシュとしてマッサージを受けるのは、全然アリだと思います。

 

しかし、マッサージを受けることが目的になってしまうと、かなり危険です。

 

なぜなら、知らないうちに、カラダが壊れていってしまうからです。

さらに、筋肉にも影響が・・・

刺激量が強すぎるマッサージを受けると、筋肉にも影響が出てきます。

 

強い刺激から身を守るために、カラダは防御反応として筋肉を緊張させます。

 

しかし、その状況を無視してやり続けると、筋肉は耐えられなくなり、傷を負ってしまいます。

 

すると、筋肉(厳密に言うと筋膜)から微細な出血を起こし、炎症が起きます。

 

出血が起きると、それ以上血が出ないようにカサブタを作ります。このカサブタこそが、筋肉の不自然な硬さを作っているとも言えるのです!

 

難しい言い方をすると、瘢痕形成(はんこんけいせい)と言いますが、瘢痕形成されてしまうと、刺激から身を守るために、変な形で筋肉を固くさせてしまうのです。

 

時系列でいうと・・・

 

マッサージを受ける→刺激量が徐々に強くなる→筋肉が出血を起こす→カサブタができる→それに気づかず、さらに強い刺激を求める→またさらにカラダが傷つく

 

こんなループに陥ります(*_*)

 

しかも、人間の神経は痛みを感じる神経の方が細く、触覚を感じる神経の方が太いのです。

 

原則として、太い方の神経が刺激されると、細い神経の刺激を感じなくなります。ショック療法とは、まさにそれを応用しているんですね!

 

しかし、あくまでそれは一時的なもの。時間が経てば、すぐに元どおりになります。

 

これが俗に言う、症状が戻るという現象です!

 

これでは根本的な施術とは言い難いんですね・・・

手段と目的を混同しないために・・・

では、マッサージを受けてはいけないのでしょうか?

 

そんなことはありません!あくまでも、目的と手段を混同しなければ、僕は全然アリだと思っています!

 

何のためにマッサージを受けるのか?と聞かれた時に、おそらく症状を緩和させるために受けている方が大半でしょう。

 

でも、頻繁にマッサージを受け続けると、当初の目的であった症状を緩和させることを忘れ、強い刺激でのマッサージを受けたくなるようになります。

 

誤解しないで頂きたいのは、マッサージはあくまでも手段の1つです。無数にある方法の1つに過ぎないのです。

 

手段>目的ではなく、目的>手段を忘れてはいけません。

 

なので、マッサージを受ける目的をハッキリさせておかないと、余計な出費と労力が掛かってしまいます( ;  ; )

 

しっかりとした目的を持ち、手段を選んで行った方が良いでしょうね(^ ^)

結論

マッサージは手段の1つである。

 

こういったところですかね!

 

知人:「へぇ〜。そんなことになってるとはね〜」

 

僕:「まぁ知らんのも無理ないよ(笑)かなりマニアックな話だからね(笑)」

 

知人:「あんなに頭の悪かった浜ちゃんが、こんな頭良くなるとは驚きだわ(笑)」

 

僕;「うるさい(笑)学生時代は本気出してなかっただけだわ(笑)」

 

知人:「はいはい(笑)でも、言われてみたらマッサージ受けた次の日って、カラダが怠かったんだよね。それもさっき話したような感じなのかな?」

 

僕:「だろうね。まぁいくら鍛えていても、何十キロの負荷が掛かり続けたら耐えられないし、やっぱり負担が大きいよね」

 

知人:「なるほど。ちょっとマッサージ受けんのやめようかな・・・」

 

僕:「やめなくても良いと思うけど、強い刺激は避けた方が良いかもね。目的と手段を混同しないようにすれば、マッサージだって悪くないよ!」

 

知人:「わかった!ありがとう!気をつけるわ!」

 

これを読まれている方も、目的と手段を混同しないように、適切に利用することをお勧めします(^ ^)

 

頑張ってください!!

p.s. 当院のHPはこちら

Pocket

The following two tabs change content below.
濱口 康平
整体院 柳華-Ryuka-院長、柔道整復師、古和釜柔道クラブ責任者。 筋トレをこよなく愛し、日々自分を追い込み続けている。 徒手療法、解剖的知識はオタク並に詳しい。