痛みを取るだけが治療ではない!

痛みを取るだけが治療ではない!
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この記事の所要時間: 650

これを読んでいる方は、おそらく今現在で痛みにお困りかと思います。

 

痛いって本当に辛いですからね。僕も痛いのは大嫌いです(*_*)

 

ただ、痛みにフォーカスし過ぎるのもちょっと本質からズレてしまうんですよね。

 

その理由についてお伝えします!

 

痛みを取るだけが治療ではない!

痛みを抱え続けるのは精神的にも辛いです。それは僕も数々の痛みを経験してきたので、お気持ちは痛いほど共感できます。

 

先日書いたように、左肩を痛めてしまってから未だに痛みが取りきれていません(笑)

 

肩に力が入ったり、特定の動きをするとズキンっと痛みが走ります(^^;;

 

でも、生活に支障がないレベルなので問題なく生活はしています。

 

という近況報告は置いておいて(笑)

 

一般的な常識から考えると、痛みを取ること=治療だと捉えている人が多いです。

 

たしかに間違いではありません。痛みがなくなれば、生活もしやすくなりますし、快適な生活を送れるようになりますので、間違いではありません。

 

しかし、痛みを取ることだけが治療ではないのです!

 

痛みは、あくまでも感覚の一部です

熱い、寒い、かゆいなどのように、痛みというのは感覚情報の1つなのです

 

皮膚を通じてセンサーが反応し、それが脊髄に伝わって、最終的に脳に行く。そして、それが同じような順序で特定の器官に指令がいく。

 

ざっくりいうと、こういう感じで感覚は伝わるように出来ています。

 

ここで少し考えて欲しいことがあるのですが、寒いと感じたときはどうしますか?

 

家の中であればストーブをつけたり、床暖房をつけたりすると思います。外であれば、ヒートテックを着たり、コートを着たりすると思います。

 

こんな感じで、まずは外部の環境をどうにかしますよね?

 

これを痛みで考えると、痛みが出たので痛み止めを飲む、という感じに置き換えられます。

 

俗に言う対症療法というやつですね!

 

対症療法が悪いと言っているわけではありません。対症療法が必要なときもありますし、対症療法のおかげで今の医療があります。

 

ただ、根本的に解決したい!とお望みであれば、痛みだけにフォーカスするのは適切とは言えません。

 

それこそ寒ければ着込めばいい、に似た感覚になりますからね。

 

本質的な治療とは?

これは治療家によって意見が真っ二つに分かれる議題です。

 

これでしばしば口論になることも・・・(笑)

 

僕が今のところ思う本質的な治療とは、今後再発しないようなカラダに変えていくことだと思っています。

 

腰痛で考えてみましょう。

 

ある統計では、慢性腰痛が再発するリスクは、治療が終わってから2年後が最も多いと言われています。

 

つまり、2年間しか治療効果が持続しないということになります。

 

こう考えると、「じゃあ、ずっと通わないといけないってこと?」

 

と思うかもしれませんが、そうではありません。

 

本質的なところで考えると、治療技術だけでは限界があるので、治療技術以外の部分にも目を向ける必要があるということです!

 

なので、治療と同時並行で普段の生活習慣も変えていくことが、再発を防ぐことにもつながるのです。

 

これを読んでいる方に知って欲しい痛みの曖昧さ

プラスアルファで知って欲しいことは、痛みというのは非常に曖昧な感覚なのです。

 

なぜかというと、今感じている痛みよりも別の刺激を加えれば、その痛みを感じなくなるからです。

 

痛みの考え方として有名なのが、ゲートコントロールセオリーという考え方があります。

 

ゲートコントロール理論では、脊髄後根膠様質にある「抑制介在ニューロン」がT細胞を抑制させられると考えています。

 

(中略)

抑制介在ニューロンを促進するには、抑制性入力を担う太い神経線維Aβを刺激する必要があります。
Aβは触覚を伝える神経であるため、刺激を与えるには撫でたりさすったりするのが有効。
患部付近をさすると痛みを抑えられるというのは、Aβの神経線維への刺激によって抑制介在ニューロンが促進され、痛みを伝えるT細胞を抑制するためなのです。

逆にC線維や神経線維Aδを刺激してしまうと、抑制介在ニューロンが抑制されてT細胞が促進されるため、痛みが強くなってしまうということになります。
C線維は交感神経、Aδは皮膚温感覚を担う神経。
交感神経が働いている時や、皮膚が冷たくなっている時に痛みを感じやすくなるのはそのためです。

(引用元:痛みを抑える「ゲートコントロール理論」、わかりやすくまとめました

 

簡単に言うと、痛みを感じる神経繊維の興奮を抑えるには、触覚を担う神経繊維を興奮させること。つまり、さすったりするだけでも痛みが和らぐことがある。

 

ざっくりいうとこういう感じです。

 

最近ではゲートコントロールセオリーは否定され始めていますが、あながち嘘ではないと思っているので、あえて掲載させてもらいました。

 

何が言いたいのかというと、そんなちょっとしたことで人の感覚は変わってしまうことができる、ということです。

 

なので指標としてはあまりにも曖昧なんです。

 

そうではなく、もっと根本的に考えれば、どこが痛みを作っている原因なのか?を考えることが重要なのです。

 

仮に今腰痛があったとして、痛みの原因を作っているのが、足首にあったとしましょう。

 

普通に考えれば、痛みの原因を取り除いて終わり、という感じになると思いますが、より追求していくと、どうして足首に原因があったのか?と考えることもできます。

 

もしかしたら、骨盤の構造が破綻していたり、背骨の動きが悪いことでカラダ全体が連動性を失っていたりと、いろいろと考えられます。

 

なので、長期的なスパンで考えていくと、カラダ全体を見ていかないといけないんです。

 

そして、それを治療技術だけでなんとかするのは不可能に近いので、普段からの生活を見直し、ご自身で再発の予防に努めることが大事なのです!

 

ハッキリいうと、面倒だと思います。

 

ただ、少しずつでも自分で変えていく、という意識があれば勝手に習慣化していくと思うので、まずは出来る範囲で始めていきましょう!

 

結論

痛みを取ることだけが治療ではない。

 

こういったところですかね!

 

今現在お辛い状況にいると思います。そのお気持ちは本当に共感できます。

 

ただ、痛みをなんとかするだけが治療ではないので、それを頭の片隅に入れていただけるでも全然違います。

 

何かのお役に立てれば幸いです。

 

頑張ってください(^ ^)!

 

 

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濱口 康平
整体院 柳華-Ryuka-院長、柔道整復師、古和釜柔道クラブ責任者。 筋トレをこよなく愛し、日々自分を追い込み続けている。 徒手療法、解剖的知識はオタク並に詳しい。