臨床ノート 〜関節編〜

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この記事の所要時間: 515

私の臨床は、関節への徒手介入がメインである。

 

何故なら解剖学的に重要な役割を果たすからであって、患者様を根治に導くには関節は外せない要素だからである。

 

そこで、関節の素晴らしさをお伝えするために臨床ノートに気がついたことを書き込んでいこうと思う。

 

臨床ノート 〜関節編〜

関節とは、骨と骨が連結する場所を指す。

 

関節は可動関節または不動関節に大別でき、我々が介入するのは可動関節すなわち滑膜関節が圧倒的に多い。

 

滑膜関節は関節運動を行う関節で、一般的に認識される”関節”である。

 

滑膜関節は非常に複雑な構造をしており、骨を連結させる役目を担う関節包と靭帯があり、骨同士の接触を防ぐとともに、関節腔内にある滑液が潤滑油の働きをし、滑らかな関節運動を行う。

 

関節運動を起こすには、骨格筋と皮膚の運動が動力となる。

 

今まで述べてきたのは、正常な関節運動だ。

 

 

では、異常な関節運動とは何なのか?を考えていこうと思う。

 

〜関節可動域制限〜

異常な関節運動を考えるときに、すぐに頭に浮かぶのは関節可動域制限である。

 

関節可動域制限とは、文字通り関節の可動域が何らかの原因で悪くなってしまう状況である。

 

病院であろうが、整骨院・民間医療であっても、疼痛を訴える患者様には共通して関節可動域制限が見受けられる。

 

この関節可動域制限は非常に悩ましい問題であると思っている。

 

何故ならば、関節可動域制限が関節構成要素のどの部分に問題が起きているのか?を断定するのが困難だからだ。

 

むしろ単関節のみの問題ではなく、多関節的な問題が絡むことも多いし、骨格筋の筋スパズムが主原因であることも十分ある。

 

たとえ単なるフィクセーションであっても、慎重に見極める必要があると思う。

 

関節可動域制限への介入

術者の好みによっても、徒手の介入方法は様々だ。なので全てを鵜呑みにする必要はないが、考え方として知っておくのは良いかもしれない。

 

まずは、特定の関節周囲の筋スパズムを取ることから始める。

 

関節可動域制限が起こるメカニズムは、基本的に関節不動が続くことで筋スパズムが生じ、そこから滑液の循環が滞ることで起きると言われている。

 

それを考えると、まず最初に筋スパズムを取り除くことで、脊髄反射を出来るだけ起こさせないようにしてから関節への介入を考えるのが得策かもしれない。

 

そこからモビライゼーションでもいいし、AKAやJRCなどの関節包内へのアプローチ介入をしていけば良いと思う。

 

筋スパズムを取る際には、ストレッチが推奨されるが、ストレッチをするにしても神経反射を理解していないと、効果がないどころか逆に痛めてしまうこともある。

 

神経反射に関しては、どこかの機会で触れていくので今回は割愛する。

 

話が逸れたが、まずは筋スパズムを取ることから始めても良いのでは?と考えている。

 

患者様への指導の際

関節可動域制限が起こる原因は、一言で言うと運動不足である。

 

端的に考えれば、関節運動を伴う運動をしてもらうことで、基本的に関節可動域制限は起きず、痛みとなって出ることもなくなるだろう。

 

なので患者様にもその旨を伝え、可能な限り運動をしてもらう習慣を付けてもらわないといけない。

 

私が指導する際は、スタティックな方法よりもダイナミックな方法を推奨している。

 

ストレッチを例にしてみよう。スタティックストレッチとダイナミックストレッチは、あまり差異はないと言われ始めている。

 

ただ、関節運動の原動力が骨格筋と皮膚である以上、ダイナミックストレッチの方がやはり優位性が高いと考えることができるだろう。

 

こういった感じで、骨格筋の収縮が強くなされる運動を行っていただくことが、再発防止にもなるし、なにより生理学的な考え方である。

 

運動方法はあえて記載しないが、1つの考え方としてダイナミックな方法をお伝えすることが良いと思う。

 

結論

関節可動域制限は、しっかり考えなければいかない問題である。

 

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このことを忘れてしまっている方が本当に多いですし、今後はさらに増加していくでしょう。

 

その状況に嫌気が指しているので、志の高い同業の方と勉強をする場所を作りたいと考えています。

 

これは協会を作るとか、セミナー団体を作って利益をあげるとかではなく、単純に勉強をする環境を作りたいという目的です。なので費用も掛かりません。

 

ともに学び、ともに高めていく。

 

この環境を作ることが目標でもあるので、もしご興味がある方は一度ご連絡ください。

 

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濱口 康平
整体院 柳華-Ryuka-院長、柔道整復師、古和釜柔道クラブ責任者。 筋トレをこよなく愛し、日々自分を追い込み続けている。 徒手療法、解剖的知識はオタク並に詳しい。