ぎっくり腰になったら試してほしい◯◯の話
- 2017.11.16
- ぎっくり腰

寒い時期になると増え出す、ぎっくり腰。
急な腰の痛みが襲い、立つことも座ることも歩くことも困難になりますよね?
そんなぎっくり腰ですが、もしなってしまった時に試してほしいことがあるので、参考にしてみてください(^ ^)
ぎっくり腰になったら試して欲しい◯◯の話
まず、ぎっくり腰と一言で言っても原因がいろいろあります。
・骨
・筋肉
・靭帯
・内臓
などなど。その人の状態によって原因は異なります。
しかし、重症度によっても変わりますが、症状としては大体同じような感じになります。
あまりの急な痛みのせいで腰が曲がり、骨盤が倒れ、膝が曲がる。そして特に辛いのが、前かがみの動作。
こういった感じのパターンが多いですね。
そんな時に、試して欲しいことがあります。
それが・・・
首を反らすこと
これをやってみて欲しいんですね。
どういうことかというと、ぎっくり腰の場合痛みが強いせいで腰が動きません。
腰が動かないとなると、どんな動きも基本的には痛いですし、何より動きたくないのが本音だと思うんです。
そして、寝る時もうつ伏せは出来ませんから、仰向けで寝るか・横向きに寝るかのどちからになると思うんです。
この状況ってまさに地獄ですよね?
そんな状況を少しでも改善するためには、仰向けで寝る時に首を反ってもらう動きをして欲しいんです。
首の下にタオルを丸めて置き、少しでも首を反らせる動きをやってみてください。
ぎっくり腰で首を反って欲しい理由
これには大きく分けて2つあります。
①筋肉の問題
背中には脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)という筋肉があります。かなり大きな筋肉で、首〜骨盤まで付いている筋肉です。
本来、脊柱起立筋は3つに分けられますが、ここでは割愛します。
そんな脊柱起立筋ですが、ぎっくり腰が起きると、伸ばされた状態でロックがかかってしまいます。
この状態では本来の役割が出来ていないので、全身に余計な緊張を生んでしまいます。
その状態をまず改善するには、首が必要になってくるのです!
脊柱起立筋の役割はカラダを反らすことですので、首だけでもまずは本来の動きをさせるようにします。
首を反らすことで、腰回りにある脊柱起立筋も少しずつロックが外れますから、カラダがまっすぐ立てるようになってきます。
カラダがまっすぐになってくれば、余計な緊張を生まずに済むので、痛みも少しずつ軽減されます。
②背骨の問題
首の骨である頚椎は、腰の骨である腰椎と関係が深いです。
ぎっくり腰の状態ですと、腰は曲がり・首は前に突き出るような姿勢をとることが多いです。
人のカラダは、頭の位置によって姿勢が決まってくるので、頭を支えている首が前に突き出しすぎると、カラダを支えられなくなります。
その代償作用のせいで、腰を逆に曲げてしまい、カラダを保たせようとします。
なので、首を反らせておくことで、首を元の位置に戻していきます。
すると、曲がっていた腰は徐々にですが反れるようになります。
腰は本来は反っているので、本来の背骨の状態に戻れることで、余計な緊張を作らなくなります。
こういったことを考えると、まずは首から変えていくというのも1つの対処法になるということですね!
プラスアルファで試して欲しいこと
それは立つ時の目線です。
目線を下ではなく、斜め上を見るようにしましょう。
痛みのせいでどうしても下を向いてしまいますが、これでは先ほど書いたように、頭の位置がどんどん前に来てしまいます。
頭の位置がある程度上にいけば、痛みも落ち着くことが多いので、きついかもしれませんが、斜め上を見るように心がけましょう!
あとは、痛みを緩和する目的で患部を冷やすこと。
患部を冷やすことで痛みのコントロールができるので、とにかく痛い場所を冷やしましょう!
目安としては、20分間冷やして・20分間間隔をあける。このサイクルを何度も繰り返してください。
そして保冷剤ではなく、氷水で冷やすことをお勧めします。
いろいろ書きましたが、まずはできる範囲でやってみましょう!
結論
ぎっくり腰になったら、まずは首を反らせることが大事。
こういったところですかね!
本来は股関節の動きなども行って欲しいのですが、安全上の問題を考えて首に絞ってお伝えしました。
ぎっくり腰は大変です。本当につらそうな方々を何人も見させてもらいました。
なので、少しでも自分でできることをやっていただき、早く回復できるように頑張ってください!
応援してます!!
p.s. もし、1日でも早い回復を望まれる方は、こちらをご覧下さい。


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