足のしびれの原因は、膝の裏だった話
- 2017.10.10
- 施術報告

足のしびれと言えば、不快な症状の代表格ですね。
そして、今もなお足のしびれに悩んでいる方はかなり多いです。
今回は、足のしびれの改善例を元に、お話ししていこうと思います!
足がしびれる
足のしびれと言えば、腰からくるものが多いですね。
・腰椎椎間板ヘルニア
・梨状筋症候群
・腰部脊柱管狭窄症
・閉塞性動脈硬化症
こういった疾患がもとで、足のしびれを起こすことが多いです。
しかし、上に挙げた症状だけが、足のしびれを起こすとは限りません!もっと違った場所が原因で、しびれを起こすケースも多いのです!!
とある患者様の例
60代女性、パート勤務をされている患者様です。
この方は、2ヶ月ほど前から、右足の人差し指と中指にしびれを感じていたそうです。
そこまで悪化することもなく、放っておいたそうなのですが、つい最近になって悪化してしまい、当院に来院されました。
足のしびれの原因というと・・・
大体の場合、お腹の筋肉やお尻の筋肉が原因になります。
足に関係する神経は腰から出ていて、いろいろな筋肉を貫いて足に到達します。
通過する筋肉の中にも、神経を障害しやすい筋肉がいくつかあって、それがお腹の筋肉かお尻の筋肉になります。
この患者様にも、念のためお腹の筋肉とお尻の筋肉を調べてみましたが、あまり関与していない様子でした(^^;;
では、どこが原因になっているのでしょう?
それが・・・
膝の裏でした
膝の裏がしびれの原因??と思うかもしれませんが、意外なことに関係大アリなのです(^ ^)
どうして膝の裏が、足のしびれの原因になったのでしょう?
それは、太ももの裏側にあるハムストリングスの緊張が強いせいで、神経が正常に機能していなかったからです!
神経が正常に機能しないとは?
よく聞く話として、「筋肉が神経を圧迫することで、しびれを起こす。」
この説がかなり有力になっていますが、実は筋肉の緊張が強いせいで神経を圧迫していることは、ほぼありません。
では、何が起きているのかというと、感覚の異常が起きているのです。
筋肉が緊張状態にあると、血流も悪くなり、酸素も行き渡らないので硬くなります。
筋肉が硬くなると、動きも悪くなりますし、神経自体も過敏になります。
神経が過敏になる=興奮状態なので、感覚自体も狂い始めてきます。
これが、いわゆるしびれの正体ですね!
そして、膝の裏というのは筋肉が多いですし、神経・血管の通り道なので、しびれを作りやすい場所でもあるのです!
こういった諸々の状況を考え、膝の裏側に対してのアプローチをしました!
施術後・・・
100%良くなったわけではありませんが、90%くらい回復されました!
足のしびれはなかなか厄介ですが、初回で90%良くなることが分かれば、対処の仕方も分かってきます(^ ^)
もし、これを読まれている方の中で、足のしびれにお悩みでしたら、膝の裏側に問題があるかもしれませんね。
結論
足のしびれは、膝の裏が原因だった。
こういったところですかね!
足のしびれを良くするには、施術だけでは効果的とは言えません。むしろ不十分かもしれません。
短期的な視点で見れば、施術をやったことによって良くなるかもしれませんが、問題点は長期的に良くできるかどうか?というところです。
そのためには、生活習慣も見直していく必要がありますが、今回はここまでにしますね(笑)
足のしびれに負けないように、頑張って下さい!応援してます!!
p.s. 当院のHPはこちら


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