歩くだけでも腰に痛みが出る方の症例報告(千葉県浦安市在住)
- 2017.12.06
- 施術報告

歩くだけでも腰に痛みが出る。
腰痛は腰痛でも、日常生活に支障をきたすレベルの腰痛ですね・・・
そんな重症な腰痛の症例を、シェアしたいと思います!
歩くだけでも腰に痛みが出る方の症例報告(千葉県浦安市在住)
60代女性、パートタイマーをされている方です。
4日くらい前に、力仕事で踏ん張る姿勢が多かったせいか、翌日から急に痛みが強くなってしまった様子です。
力仕事って本当にカラダを酷使しますからね(^^;;
個人的には、デスクワークよりかはまだ良いですけど、力仕事も怪我のリスクが高くなるので、中間くらいが望ましいですね(笑)
ぎっくり腰のような腰痛ではなく、どちらかというと怪我に近いような感じに聞こえたので、さっそく検査をしてみることにしました!
股関節を使う運動は、ほぼ痛い・・・
体幹の前屈(++)、後屈(+)、側屈(右>左)、回旋(右>左)
体幹の運動でも、ほぼどの動きでも痛みが出ていました。
ですが、股関節の運動はもっと痛みが強かったのです!
特に、歩く一発目の動作が本当にキツそうでした( ; ; )
こうなると、どこから攻めていこうか迷うところですが、明らかにおかしい場所があったので、そこを調整していきました。
今回のキーマンは・・・
仙腸関節でした。
仙腸関節といえば、今や腰痛でおなじみの場所ですね!
上の画像の赤い部分を仙骨、その両サイドにある腸骨という骨の間にできる関節です。
この仙腸関節は、肩や肘のように大きな動きは出来ません。動いても2mmくらいだと言われています。
微々たる動きしかできませんが、カラダを安定させるには非常に重要な関節なのです!
では、どうして今回のケースでは仙腸関節がキーマンになったのでしょう?
それは、力仕事をしたことに原因があったのです!
仙腸関節は、上半身の重さを軽減する役割がある
仙腸関節は、上半身から掛かる負荷(重力なども全て含む)を吸収する役割があります。
仙腸関節がきちんと働いていれば、負荷が掛かっても問題はないのですが、繰り返しの負荷が掛かったり、急激な負荷が掛かるようなことをすると、機能的におかしくなります。
今回の患者様は、仙腸関節を酷使し過ぎたせいで、負荷を吸収しきれなかったことが原因だったのです!
なので、まずは仙腸関節のどこがおかしいのか?を詳細に調べました。
すると、左の仙腸関節の下側がロックされていたので、ロックを外すように調整をしました!
施術後・・・
かなり軽減はされましたが、まだ2くらい残るとのことでした。
仙腸関節を施術すると、その場で即効的に効果がでるというよりは、少しラグが出ることが多いです。
その旨を伝え、今回は様子を見ていただくことにしました。
すると、後日メールが入っており、「施術の翌日からかなり痛みがなくなり、ほとんど大丈夫そうです。」とのことでした!
とりあえず回復に向かっていて安心しました(^ ^)
仙腸関節は、カラダの中でもトップクラスに大事な場所です
仙腸関節が安定しないと、背骨も安定しません。
背骨が安定しないor歪むと、脊髄から出る脊髄神経の働きも悪くなり、それが引き金で痛みが強くなってしまうケースが多いのです。
となると、仙腸関節を安定させることが必須だということです!
こういったことを考えると、施術をする中で仙腸関節をノータッチにすることは、タブー中のタブーだと思っています。
仮に仙腸関節の安定性を無視して、カラダを整えようと思っても、すぐに痛みが振り返す可能性も高いです。
まぁ僕の意見ですので、全てを鵜呑みにする必要はありませんが、1つの考え方として知っておくのも良いと思いますよ(^ ^)
結論
歩くだけでも痛い腰の痛みは、仙腸関節が原因だった。
こういったところですかね!
全てが全て、仙腸関節だけで片付けることは出来ませんが、腰痛を完治させるには外せない場所なのです。
是非とも、仙腸関節をきちんと見ることができる先生に診てもらうことをお勧めしますm(_ _)m
頑張ってください!!
p.s. 当院のHPはこちら


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